変な小説読むより、はるかに面白い政治講談、というより歴史講談、というよりも、歴史小説、史実小説、明治維新実話小説、などと言い換えたい。
次は、谷沢永一著の「雑書放蕩記」(新潮社)からの受け売りである。
伊藤痴遊は、夏目漱石と同年の、慶応3年生まれ。
自由党の壮士、のちに政友会に属して衆議院議員を務めたこともある。
明治17年頃から「政治講談」を創始して、幕末明治の英雄たちの銘々伝を自作自演。その台本を集大成したものが、現在にも、各地の古本屋さんでよく見られる「伊藤痴遊」さんの本の数々である。
個人全集をはじめ、単行本の数々があり、総ルビだから、現代人の誰にでも気楽に読める面白さである。
小生の家には、どの部屋にでも、ゴロゴロと片割れが、転がっている本でもある。

