
数学が大の得意だった堀辰雄。東京帝大、国文科卒。
作品では「風たちぬ」や「大和路・信濃路」「かげろうの日記」など。
結核と堀辰雄の縁は深い。
名作「風たちぬ」も、当時は不治の病いとして恐れられた死への片道切符の物語である。
彼自身も結核に罹る。
上記の全集は、活字は小さいが、ほぼ原文通りの正字・正かな(旧漢字・旧かな)であるから、貴重である。
他にも同じ全集で豪華版があるが、いずれも現在の古書価は暴落続きである。
これを売ろうとすると、買い取るのを嫌がる古書店さんも多いかもしれない。
それほど現在は、全集類が嫌われる。
置き場所がない。内容が古すぎる、など、など、ナド。
日本文化が廃れるのを象徴するかのような現象である。
でも、堀辰雄の単行本の初版は、今でも、ホドほどの値がある。
ともあれ、こういう戦後の書籍ばかりでなく、明治・大正時代の書籍も、古書価が暴落して以後、かなり手に入れているので、ご紹介しようと考えているが、何せ、書庫に行くのが億劫で、ついつい寝室にある書籍類を先にご紹介してしまう。
まだまだ、先は長い。