書籍は今や絶滅の危機に瀕している。父母や祖父母の時代には、本を読むのが楽しみであり、また、その本がいかに貴重なものであったか!当時の書籍を眺めていると、生まれる前の時代が、無性に懐かしい。

古本あるいは古書の楽しみ

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若い人は無関心な古書だが、マニアにはたまらないのが、この古書特有の黴臭い古びた臭いなのだ
現在、ブログだけで10前後やっているが、本人としては一番楽しい、このブログが、昨今は一番人気がない。

貴重な「文化財産」である古書に、それだけ世間が無関心だとは、チトなさけない日本ではある。

むしろ専門家向けのブログ「漢方専門薬剤師による漢方薬方剤漫遊記」の方が、はるかに人気がある。

今日は、古書価の方は、暴落激しいものの、実質的に「貴重!」な古書の一部を、いつものように画像で御覧頂きたい。
昭和初期に発行された「校註 国歌大系」全28巻
 昭和五十一年頃に、講談社から複製本が出されたが、当時30万近い値段であった。
 本物よりも、複製本の方がはるかに高い。
 現在、本物の古書価は、驚くほど安い。
 美本であれば、何万円かはするだろうが、写真のように、箱がかなり傷んでいるだけで、めちゃくちゃに安かった。
 中身は、戦前の書物とは言え、かなり美本なのである。
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| 古書の楽しみ | 23:43 |
堀辰雄全集 (角川書店版 昭和38年)
堀辰雄全集 全10巻 (角川書店 昭和38年)


数学が大の得意だった堀辰雄。東京帝大、国文科卒。

作品では「風たちぬ」や「大和路・信濃路」「かげろうの日記」など。

結核と堀辰雄の縁は深い。

名作「風たちぬ」も、当時は不治の病いとして恐れられた死への片道切符の物語である。

彼自身も結核に罹る。

上記の全集は、活字は小さいが、ほぼ原文通りの正字・正かな(旧漢字・旧かな)であるから、貴重である。

他にも同じ全集で豪華版があるが、いずれも現在の古書価は暴落続きである。

これを売ろうとすると、買い取るのを嫌がる古書店さんも多いかもしれない。

それほど現在は、全集類が嫌われる。

置き場所がない。内容が古すぎる、など、など、ナド。

日本文化が廃れるのを象徴するかのような現象である。

でも、堀辰雄の単行本の初版は、今でも、ホドほどの値がある。

ともあれ、こういう戦後の書籍ばかりでなく、明治・大正時代の書籍も、古書価が暴落して以後、かなり手に入れているので、ご紹介しようと考えているが、何せ、書庫に行くのが億劫で、ついつい寝室にある書籍類を先にご紹介してしまう。

まだまだ、先は長い。
| 堀辰雄の本 | 09:49 |
感傷と反省  谷川徹三著   岩波書店
戦時中か敗戦直後に、父が購入した本。

昭和16年発行であるが、初版は大正14年。

小生は、戦後の昭和25年生まれ。

この、父の本があったお陰で、大学時代の思い悩む時期に、かなり支えられた。

題名のごとく「感傷」多き時代。

なかでも「憂鬱の浄化」は、何度も繰り返し読んだ。

著者の谷川徹三氏は、戦前の岩波文化を支えた人の一人、オールドリベラリスト。

戦後の氏の考えには、同調できないが、戦前の岩波文化を支えた人々は、津田左右吉や和辻哲郎など、一本筋の通った、古武士の風格があった。

谷川徹三氏の本は、戦前出版の著作に限り、好きなものが多い。



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| 青春時代に慰められた本 | 22:01 |
柳河版 『抒情小曲集 思 ひ 出 』
北原白秋の尊敬すべき人柄に惚れ込むと、その書籍にまで愛着が出る。

白秋の単行本は、芸術的にも、造本的にも、しっかりしたツクリのものが多く、所持するだけでも心が豊かになる。

多分このブログでは、白秋の本が、何度が出てくるだろう。

まずは、復刻本としては異色な「柳河版」といわれる、九州の柳川、白秋の生家で売られているものである。

単なるコピー版と異なって、原本通りの活字を用いた凸版印刷であるらしく、くっきりと鮮明な印刷である。

昭和42年が初版で、その後もずっと版を重ね、発行年度によって外箱の体裁が変化したり、微妙に違うのも収集意欲をそそる。

奥付には柳川市だけでの発売と書かれているから、なおさらである。

原本はもちろん大変高価である。

だから、柳河版を手に入れれば、私にとっては充分満足できるのである。

 凸版印刷特有の活字に深みがあり、単なる復刻版という以上に、この『柳河版』自体に、高い評価と価値を認めるものである。

ところが、幸か不幸か、この柳河版、どの年度の発行のものでも、古書価は意外なほどに安価である。

だから、各発行年度別に、すべて蒐集しても、大した金額にはならない。

なお、念押しすべきは、柳川版ではなく『柳河版』なのである。

柳河版の外箱と本


柳河版・外箱のアップ映像


| 北原白秋の本 | 11:50 |
書き込みを見て買いたくなる古書もある
古書には、往々にして、書き込みがある。

このために、相場より安くなることが多い。

買う側としては、本そのものよりも、書き込みに価値をみとめて、購入することだってあるのだ。

映像の書籍、奥付の一番上に、墨で「昭和17年云々・・・」と書いてある。

目を凝らせば、充分読めるはずだから、あえてここでは、再録しない。

複雑な気持になる人が多いかもしれない。

胸がキューンとなる人もいるかもしれない。

小生は、後者の方だった。

この本、上田敏著の文庫本「海潮音」。

表紙の絵は、古書店さんが、ご丁寧にもパラフィンをしっかりかけてくれているので、はがしにくいため、その上からスキャンしたが、何とか、映っていた。
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| 書き込みのある古書 | 02:26 |
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| 相互リンク集(詳細) | 01:21 |
戦後の正字・正かな本
戦後、だいぶたってからも、著者や作家の信念から、正字・正かな(旧漢字・旧かな)を守り通した人も、多い。

この三島由紀夫全集は、個人的に思い出深い。

全集の全巻を定期配本してもらって、全35巻と別巻まで、完全揃で、書棚を飾っていた。

ところが、ある全集が古書店でどうしても欲しくなり、お金がないので、三島由紀夫全集を含めて、手持ちの文学関係の書籍を全部売りつくして、資金をこしらえたことがある。

翌日から、ひどく後悔しても、後の祭りである。

何とかお金をためて、取り戻したい、というのが長年の夢にさえなった。

その後、三島由紀夫全集の古書価は上昇する一方で、あきらめざるを得なかった。

10年くらい前だったか、多くの古書価が下がり始めても、16万円はしていたので、やはり買い戻すのは無理であった。

昭和50年代・三島由紀夫全集(すべて旧漢字・旧かな)


ところが、新潮社が、新たに全集を、今度は新字・新かなに改変して出版されるようになった途端、古書価は暴落。

数年前に、ようやく45,000円で、買戻すことが出来た。
| 旧漢字・旧かな | 06:45 |
復刻版の楽しみ
本物が古書店でも入手しにくいものや、原本があまりにも高価な場合、復刻本が出版されているのは、ありがたい。

昭和四十年代から五十年代にかけて、さかんに文学書の復刻版が多く出版された時期があった。

それらが、昨今、ダンピングして、とても安価に入手可能である。

ほとんどの古本屋さん、古書店さんで何冊かは在庫があるものである。

紙質まで本物と同様なものが使用されているから、当時のムードがそのまま感じられる。

上田敏著『海潮音』 本物は明治三十八年刊

| 復刻版 | 15:52 |
正字・正かな (旧漢字・旧かな)のよろこび
戦前はもちろんのこと、戦争直後も、しばらくは正字・正かなの時代が続いていた。

「正字・正かな」とは、「旧漢字・旧かな」のことである。

現代では、これも絶滅の危機に瀕しており、高校の漢文授業の教科書でさえ、早くから正字を廃止して、新漢字を採用しているというのだから、唖然とする。

また、漢字にルビを振る習慣も、早くから衰退している。
昔は、総ルビが、アタリマエという時代もあったのだ。

中国でも早くから略字を使用しているが、台湾ではいまだに正字が使用されている。
うらやましい限りである。

かといって、オマエは書けるのか、と問われれば、少し自信がない。

でも、読むことには何の不都合も、不自由もないどころか、旧漢字、つまり正字・正かなでないと、読んだ気がしないのである。

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| 旧漢字・旧かな | 12:15 |
生まれる前の出版なのに、なぜか懐かしい戦前の本
書籍は今や絶滅の危機に瀕している。

 戦争直後は、本を求めて本屋さんの前に、行列が出来たほどだというのに、今では隔世の感がある。

 戦前戦後を通じて、最も普遍的な娯楽の一つが読書であったというのに、あらゆる面で多様化した現代では、本が大事がられた時代というのは、石器時代か神話の世界と化したのであろうか。

 父や母の時代、イヤ、祖父や祖母の時代に、本が唯一の楽しみであり、また、貴重なものであったか。

 当時の書籍を眺めていると、生まれる前のその時代が、無性に懐かしい。

 闇の夜に、鳴かぬカラスの声聞けば、生まれぬさきの父ぞ恋しき
                           (白隠禅師)



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書庫の三階の中央付近

| 古書の楽しみ | 22:21 |
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ヒゲ薬剤師  趣味:ボクシング・チヌ釣り・読書・旧漢字旧かな信奉・戦前の書籍の蒐集(ホームページ歴)一般Webサイト3つ、ブログ・多すぎて忘れた!つ 年齢55歳(職業)漢方薬専門薬局経営[薬剤師]
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